数学科はヤバイ?病む人続出??現役数学科学生がリアルを教えます

こんにちは、数学科大学生の中の谷のナウシカです!

 

僕は理学部数学科(正式には数理学科)に所属しています。

「数学科」と検索すると関連キーワードに「数学科 やばい」とか「数学科 変人」とか出てくるあの「数学科」です。

この記事では、数学科って実際どうなの?

って悩んでいる人に向けて数学科のメリット、デメリットについてまとめてみました。

(追記 10/25)

 

数学科のメリット

 

学問としての数学を学ぶことができる

 

当たり前と言えば当たり前ですが数学科に入れば学問としての数学を学ぶことができます。

わざわざ「学問としての」と付けたのは、高校までの数学と大学で学ぶ数学は全く異なるからです。

高校までの数学では、公式を覚えて問題を解いていくことがメインでした。

しかし、大学の数学ではまず「数の概念」から始まり、「数の連続性」や「数列の極限の厳密な定義」を学んでいきます。

高校数学では矢印だったベクトルが大学では関数や数列もベクトルとなってしまいます。

計算はほとんど登場しません。

解法を暗記することで何とかなってきた高校数学とは全く異なるものです。

このことを知らない人が数学科に進むと100%後悔します。

例として数学科で最初に習う「ε-δ論法」についてのWikipediaのページを貼っておくのでご覧ください。

こういった学問としての数学を数学科では学ぶことができます。

イプシロン-デルタ論法 – Wikipedia

 

 

実験をしなくていい

 

理系の学科ではほとんどの学科で実験をしなければなりません。実験をすると同時にレポートも課されます。やり逃げは許されないのです。

このため、休日もレポートに追われるなど、実験をすることで多くの時間を拘束されます。

しかし、数学科では実験を行わないので自由な時間を多く得ることができます。

その時間にもっと数学を学ぶも良し、遊ぶも良し。

いずれにせよ自由な時間が多くあるというのは嬉しいことです。

 

ただし、数学科でもレポートを課されることはありますし、そのレポートのために束縛される時間は当然発生します。

あくまでもトータルで見ればの話です。

 

 

金がかからない

 

これは非常に重要です。

化学系の本だとカラー印刷のため専門書だと5000円はするのではないでしょうか。

しかし数学の本は白黒印刷でいいので安いです。

有名な『解析概論』という本でも定価3200円で購入することができます。

また、専門書の内容もネット上にあがっているのでググれば実質タダです。(大学の図書館で借りてもタダですが)

自分で学ぼうとしているものにお金をかけるのは当然だという考えもあると思いますが、やっぱり安ければ安いに越したことはありません。

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肩書きとして有能

 

数学を専門にしていると言うと大きく2パターンに分かれます。

1つ目は頭良いんだねと言われるパターン。

2つ目は変人だと思われるパターン。

頭良いんだねと言われるとやっぱりちょっと嬉しいです。

実際頭良くなく、大学の数学が全く分かっていなくても大丈夫です。

イプシロンデルタがねーと話しておけば大抵の人は知らないのでバレません。

注意点としては、ただ頭良いと思われるだけでモテたりはしません。

モテたい人は経済学部に行きましょう。

2つ目の変人だと思われるのは一見デメリットですが、実は良いことだと思います。

レアポジション獲得できますから。ポジティブにいきましょう。

 

 

分からないことに慣れることができる

 

これは最近痛感することです。

高校までだと、分からない→テストで点が取れない→落ち込むという経験をした人も多いのではないでしょうか。

数学科に入れば基本毎日分からないことだらけなので分からないことに慣れてきます。未知なものへの恐怖が消えていくのです。

さらに、分からないので調べたり人に聞いたりして何とか理解しようと努めます。

するとググり力が上昇したり、人に聞くことへの抵抗が無くなります。

無知が恥なのではなく、無知を放置することこそ恥なのだと思います。

 

 

 論理的思考力、抽象的思考力を身に付けることができる(はず)

 

これは東進の林修先生もおっしゃっていました。

複雑な物事を抽象的思考力を使って「モデル化」する。

それにより、込み合った事柄の関係性を簡潔に理解することが可能となります。

(はず)と付けたのはまだ僕が数学科で学んでいる最中なのでこの力を身に付けたかどうか確認し難いことと、数学を学んで得られる論理的思考力、抽象的思考力と、実社会で求められるそれとが一致するかどうか疑問が生じるためです。

 

 

数学科の教員免許を取得できる

 

これは大学によると思いますが、数学科では中学と高校の数学科の免許を取得できることがあります。

これをメリットかおまけかと考えるのは人によると思いますが、教員志望の人は数学科で教員免許を取るという選択肢もあります。

僕は中学であれ高校であれ数学を教える立場にある人は数学科卒業生であることが理想だと思っています。

 

 

数学科のデメリット

 講義がつまらない

 

数学科の講義は座学で先生が黒板に書く板書をノートに取るという古めかしい形式のものが多いです。

スライドで行う講義は非常に少ないです。

アクティブラーニングなどガン無視です。

(この形式が多いということはこれが最良なのかもしれませんが)

故に、非常につまらない

僕の大学では2コマ(1コマ90分×2=180分)連続なのですが、正直1コマ集中できれば良い方です。

じっとしているのが苦手な人にとって数学科の講義は拷問と化すでしょう。

卒業研究をするようになって初めて自主的に学ぶようになるのでちょっとおもしろくなると、数学科の先輩はおっしゃっていました。

それまでは耐えるしかないですね。

 

 

理解できない

 

はっきり言うと大学で学ぶ数学は凡人には理解できません。

高校で数学が得意だったとかそんなのは関係ありません。

理解できないとどうなるかと言うと、単位を落とします。

単位を落とすと翌年同じ講義を受けなければなりません。

そこでも単位を落とすといよいよ留年が近づいてきます。

成績評価の仕方はテストによるものが多く、一発勝負もざらにあります。

 

 

 

希薄な人間関係

 

数学科ではグループワークなど当然無く、変人奇人の集まりなので人間関係が希薄になります。

学科で飲みに行ったことはありません。

他学科だとソフトボール大会があったりして学科内で仲良くなれそうですが、数学科ではそもそも参加者が集まらないのか、僕が知らないだけなのかそういったイベントはありません。

個の力が試されます。

逆に個で生活したいという人にとってはメリットかもしれませんね。

 

 

 

数学は金にならない

 

多くの人が一度は数学を何のために学ぶかを考えたことがあるのではないでしょうか。

様々な答えがあるかと思いますが(例えばプログラミングに必要、微分方程式を理解するために必要、経済を理解するために必要など)総じて言えることは、数学科で学ぶ数学は必ずしも必要ではないということです。

抽象的すぎるからです。

そもそも学問というものは役に立つか立たないかという次元の話ではないのでしょう。

 

 

 

単位取得のためのコスパが悪すぎる

 

数学科の単位の評価方法はもっぱらテストです。

基本出席点はありません。

出席点が無いからと言って講義に出ないと、何を学んでいるのか分かりません。

まぁ、講義をよーく聞いてノートをちゃんととってもよく分かりませんけどね。

じゃあどうやって単位を取るのかというと、

テスト前に必死の詰め込みです。

右手にモンスター、左手にレッドブルを装備しゆとり世代とは思えぬほどの詰め込みをします。

それで何とか単位を取ることができるのです。

しかし、大学には様々な学部があります。

中には出席点の配点が高く、レポートを出せば単位を取ることのできる学部も当然あります。

例えば経済学部とか。

このように、同じ授業料を払っていても数学科は単位を取るためのコスパが悪すぎるのです。

 

 

 

結局数学科はどうなの?

 

結局どうかと聞かれたら迷わず「やめとけ」と言います。

メリットよりデメリットの方が重すぎるからです。

寝ても覚めても夢の中でも数学をやれる人でないと数学科で生きていくのはしんどいと思います。

現に僕はしんどいです。

それでも数学が好きなんだ!って人はどうぞ数学科へ。

どうなっても知りませんけどね(笑)

 

 

ということで数学科って実際どうなの?って気になる人にとって参考にしていただけたら幸いです。

では(*・ω・)ノ

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