歌詞考察~『恋じゃなくなる日』恋から何に変わったのか

 

こんにちは、B’zブロガーの中の谷のナウシカです。

 

B’zの冬ソングはいろいろありますが、今回は『恋じゃなくなる日』の歌詞を紐解いていきましょう!

B’zの数ある曲の中でもかなり難解な歌詞です。

ミニアルバム全体がひとつのストーリーとなっている『FRIENDS』なのでその流れを汲んで考えていきたいと思います。

『FRIENDS』

SCENE 1 いつかのメリークリスマス

別れた彼女と過ごした昔のクリスマスを回想しています。

歌詞考察~『いつかのメリークリスマス』でなぜ彼女は椅子を欲しがったのか

SCENE 2 僕の罪

ここでの「罪」とはいったい何なのでしょうか?それは「別れた彼女には付き合っている人がいるにも関わらず僕はまだ彼女を好きでいること」だと考えています。

SCENE 3 恋じゃなくなる日

恋じゃなくなるとはずばり、「付き合っている人がいる女性と愛の道へと進んでいくこと」です。

SCENE 4 どうしても君を失いたくない

彼女はそれでもやっぱり自分の元を去っていこうとします。あくまでも友達としての関係のままでいたいと思う彼女と僕の心の葛藤をえがいています。

それでは『恋じゃなくなる日』の歌詞を紐解いていきましょう。

冬の海辺をあてもなく歩いて

二人で貝殻集めて

人もまばらな橋の上のベンチで

いつまでも波音を聞いている

お互いに口を開かないずしっとりとした時の流れを感じさせる歌詞です。

どんな風景なのかクリアにイメージできますよね。

言いたいことがからだの奥で

渦巻いてるけど

言葉にできないそのことに

今はいらだつこともないよ (we want to love)

おそらく男性側の視点でしょうか。

「今はいらだつこともない」ということは「昔はいらだつこともあった」ということ。

言いたいことがあるけれど昔も今も口には出せない臆病なちょっぴり女々しい性格の男性。稲葉さんの歌詞によく出てくるタイプの男ですね。稲葉さん自身なのでしょうか?

昔の若かりし頃はそんな口に出せない自分にイライラすることも多かった。けれども大人になることで心に余裕が生まれたのでしょうね。

うつむく仕草に孤独の疲れが

見えても何もできなかった

ひきずることでも突き放すことでもない

曇った気持ちを抑えてる

昔付き合っていた頃は彼女を一人にしてしまうことが多かった。

そんな彼女の疲れはててしまっている様子に気付いていた。

しかし、臆病な男性は何もできなかったのでしょう。

男性の中では今でもそのときの思い出が残っています。

その思い出を忘れることも良い思い出だと割り切ることもできず、ただただそのときの思い出のまま心の中で保存しているのでしょうね。

昔によく似た日々が続いている

ワインを飲みながら踊って

君の部屋のソファーにもすわった

でもけっして昔と同じじゃない

時系列で言うとぼくはこの部分が海のシーンより前に来ていると思います。

きっかけは分かりませんが元カノと何らかの形で再会し、昔のように意気投合してお酒を飲み交わしたり、互いの家に行ったりしていました。

でも昔付き合っていた頃とは決定的に状況が違うのです。

そう、彼女にはお付き合いしている相手がいるのです。

 ほんの少し離れて歩く傷つかないように

ほんの少し口数を減らしてる

大事なものなくさないように (In your love)

彼女と歩くときにはちょっと離れて歩く。口数も減らす。なぜなら近づくことで彼女に「一緒にいることはできない」と言われることが怖いから。

冷たい風が僕らを近づける

くすぶる思い見透かすように

強い戸惑いを意味のない笑顔に

すりかえてまた戸惑う

小さな貝殻にひとつずつ絵を描いて

おもいでを砂に埋めてゆく

遠くで響いてる鐘は何かの

終りと始まりを告げている

寒いねってからだを寄せ合う二人。突然からだを寄せ合うことになり、動揺を隠せない僕。無理矢理笑顔に変えて応じるけれどもやっぱりぎこちない。

冒頭で集めた貝殻に絵を描いてそれを砂の中に埋めてしまう。つまり、「僕」は今までの思い出、そしてこれからの関係を隠し通す決意を固めたのです。

鐘の音はそんな「僕」が彼女に思いを伝える覚悟を表しているのでしょう。

恋という形のために

壊れるものがあること

知っているのに会いたくなるのは

恋だから愛だからそれとも (Why needs love)

この部分稲葉さんの歌詞の中でもかなり好きです。

恋というものを選択してしまうことによってこれまでの関係が壊れてしまう、そんな恋愛をしたことはありますか?

友達に恋をしてしまった、友人のお付き合いしている相手に恋をしてしまった

いろいろあると思います。

壊れてしまうって分かっていても会いたいと思ってしまう。

それが恋というものなのか、それとも恋を通り越して愛なのか、はたまた更に別のものなのか。

そんな恋愛の苦悩を見事に表現しています。

僕らが追ってる夢は本当は

同じものかもしれないけど

恋はいらないとつぶやく僕は

ただのひとりよがりだろう

真夜中舗道で突然その腕を

組んできた君はとても綺麗で

そのまま僕はじっと空を見上げてる

恋じゃなくなった日の空を

本当はお互いにそれぞれ別の道を歩んでいくことが正しいと分かってはいる。

けれども、男はとうとう言ってしまった。「恋はいらない」つまり「綺麗な形の関係でなくていい。」と。

その日の真夜中でしょうか。

彼女は腕を組んできた。これは彼女も「僕」とそういう関係になることを了承したという意味でしょう。

いかがだったでしょうか。この曲は「失恋」「ウエディング」「友達」など人によって解釈の仕方が様々だと思います。

稲葉さんもファンのぼくらにあえて考えさせるような意味深な歌詞にしたのではないでしょうか。

冬は『FRIENDS』を聴いてしんみりした時間をすごしてみては?

 

では、(^^)/~~~

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