書評のむずかしさについての考察と解決法

書評の書き方

 

日記、体験談、ノウハウ、レビュー、まとめ、ネット上にはさまざまな種類の文章がある。自分自身、こうしてブログを運営していく中で、解説記事やまとめ、考えたことや体験をつづってきた。その中でどうにも書きにくいジャンルがある。それが『書評』だ。

そこでこの記事では『書評』はなぜ書きにくいのかをていねいにひも解き、上手い『書評』を書く方法を考えていく。

 

『書評』のむずかしいところ

要約になりやすい

『書評』は内容をただまとめればいいというものではない。本の中で印象的だった部分をピックアップして、「この本はこんな内容なんだよ!おもしろいでしょ!」と述べたところで、それは『書評』ではなく、ただのまとめである。

 

つまらない模範解答になりやすい

僕たちは小さいころから本を読んだ感想を書かされてきた。読書感想文、国語の授業、読書記録ノート。「書きたい」と思って書くのではなく、おとなに読まれるために「書かされる」ものだ。当然子どもたちは大人に良いね!と言ってもらえるような “模範解答” を答えるようになっていく。模範解答を答える習慣は大人になってもなかなか抜けず、『書評』を書くときに、誰が読んでも「まぁそうだよね」と思えるような、つまり本の内容をただ肯定するイエスマンになってしまう。言ってることは正しいのだが、読んでいてもつまらない文章になってしまうのだ。

 

いちばん深く考えているのは本の著者

本を読んで、その内容について考えたとしても、内容についていちばん思考をめぐらせているのは著者である。読者がどれだけ思考を深めても、その本の内容をベースにして考えている以上、著者より深い考えにいきつくのはかんたんではない。その結果、中身のうすい『書評』となってしまうのである。

 

本を読む前に『書評』を書けばいいのではないか?

 

上手い『書評』を書くむずかしさはこれまでに述べたとおりだ。これらのむずかしさを根本的に解決する方法を考えた。本を読む前に『書評』を書くのである。

本を読む前ならば、当然引用をすることはできないので要約になってしまうこともない。

また、読んだ感想はとうぜんない。読む前に与えられた情報はタイトルと著者だけだ。タイトルから内容をイメージし、イメージしたことがらについて自分で考えを深め、わかりやすく整理する。そうすると、本の内容に依らずに自分の考えを深めることができる。さらに実際に本を読んだとしたら、読む前と読んだあとの比較をすることができる。事前に考えたことと本の内容がまったくちがっても、それはそれで得るものはあるだろう。似通った内容なら、読む前と後で考えがどう変化したか、もしくは変化しなかったかを自分で知ることができる。

 

読書は問題の答えを読むようなものである

本を読んでから考えをめぐらすことは、いいかえれば「答えを見た後に問題を解くこと」にすぎない。自分のあたまで問題をよく考えて、自分なりの答えを持つことに意味があるのは言うまでもないだろう。とすれば、『書評』を書くときにも本を読んでから書くのではなく、自分なりの考えを先にまとめる。そのあとで本を読み、著者の考えと照らしあわせることが効果的なのではないだろうか?

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